首相交代劇絡みの「政局ネタ」ですが、現時点で一定の方向性が見えてきたので、これ以上はもう「党内対立」という視点から日々の動向を追いかけることに意味を感じなくなりました。
結論から言えば、今秋の民主党はどのみち分裂含みです。
小沢がもし「9月の政変」で権勢への返り咲きを果たすとしたら、菅政権に対し、二通りのエゲツない謀略を仕掛けるしか道はありません。
一つは参院選敗北の責を負わせて引きずり下ろすこと。でも、そもそも民主敗北の原因を作った張本人がテメェの醜態を棚に上げてそれをやれば、イメージは究極的に悪化します。
逆に菅が参院選を何とか乗り切ってしまった場合は、代表選で「数の暴力」を行使するしかありません。もしそれで敗れれば、年齢を考えても小沢の進む道はそのまま党内の「非主流派」としてゆっくりとフェードアウトしてゆくか、子飼いを引き連れて出てゆくか、二つに一つでしょう。(前者に落ち着くタマとは思えないので、恐らく後者
。)
そうして菅からの「政権強奪」に成功したとしても、その場合には最初から党内に大きな爆弾を抱えての船出となります。全党員に得意の恫喝・威圧を繰り返したところで、二度と挙党体制など築くことはできますまい。
何より今現在、「党の要職から退いた」という単純な一点を理由に党の支持率が回復するぐらい、小沢が国民から憎まれているのであれば、「小沢が(しかもエゲツない手段で)菅を追い落とし、復権した」となれば、いくら党の代表選で勝ちを収めようと民主党の支持率は目も当てられぬほどにまで凋落することは確実でしょう。
それを無視してなお政権運営を強行するのであれば、彼は民主党を「3年先の衆院選までの期間限定」で使い捨てにする覚悟が必要です。「使い捨てにされる」と分かりきっている党とその代表者が、どれだけの求心力を保てましょうか。
勝つも地獄、負けるも地獄。行き着く先はどちらも、決して低くはない確率で政界再編。
これだけでもう十分です。
状況をひととおり整理したところで私も、昨日阿比留記者がエントリされてたのとかなり似たような心境で、割り切って政局を眺めることができるようになりました。
(その意味では勝谷さんの挑発的な小沢翼賛記事にも、ある意味感謝・・・かな?
)
え~、ひとつだけ言っておきますけど、菅総理。
亀井と確約したであろう「郵政再官営化法案」ね。これ、もし強行採決などしたら無党派層は全て民主支持から去りますからね
。
【郵政の非正規20万人を「正社員に」亀井担当相】
http://www.asahi.com/politics/update/0203/TKY201002030328.html
一方では(どうせできもしない)公務員削減案をブチ掲げ、一方ではさんざん「格差」だの何だのと叫びながら、日本郵政の臨時職員だけを無条件に正社員採用して、終身雇用で身分保証するようなデタラメ法案。こんなものを強行採決で通すような政権を国民がどういう目で見るか。普通に考えれば分かりますよね
。


by sutcliff
大きなお世話だ!