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菅も小沢も、「勝つも地獄、負けるも地獄」ですかね。国民はじっと見てますから。

2010/06/08 01:23

 

 

首相交代劇絡みの「政局ネタ」ですが、現時点で一定の方向性が見えてきたので、これ以上はもう「党内対立」という視点から日々の動向を追いかけることに意味を感じなくなりました。

 

結論から言えば、今秋の民主党はどのみち分裂含みです。

 

小沢がもし「9月の政変」で権勢への返り咲きを果たすとしたら、菅政権に対し、二通りのエゲツない謀略を仕掛けるしか道はありません。
一つは参院選敗北の責を負わせて引きずり下ろすこと。でも、そもそも民主敗北の原因を作った張本人がテメェの醜態を棚に上げてそれをやれば、イメージは究極的に悪化します。

逆に菅が参院選を何とか乗り切ってしまった場合は、代表選で「数の暴力」を行使するしかありません。もしそれで敗れれば、年齢を考えても小沢の進む道はそのまま党内の「非主流派」としてゆっくりとフェードアウトしてゆくか、子飼いを引き連れて出てゆくか、二つに一つでしょう。(前者に落ち着くタマとは思えないので、恐らく後者。)

 

そうして菅からの「政権強奪」に成功したとしても、その場合には最初から党内に大きな爆弾を抱えての船出となります。全党員に得意の恫喝・威圧を繰り返したところで、二度と挙党体制など築くことはできますまい。
何より今現在、「党の要職から退いた」という単純な一点を理由に党の支持率が回復するぐらい、小沢が国民から憎まれているのであれば、「小沢が(しかもエゲツない手段で)菅を追い落とし、復権した」となれば、いくら党の代表選で勝ちを収めようと民主党の支持率は目も当てられぬほどにまで凋落することは確実でしょう。
それを無視してなお政権運営を強行するのであれば、彼は民主党を「3年先の衆院選までの期間限定」で使い捨てにする覚悟が必要です。「使い捨てにされる」と分かりきっている党とその代表者が、どれだけの求心力を保てましょうか。

 

勝つも地獄、負けるも地獄。行き着く先はどちらも、決して低くはない確率で政界再編

 

これだけでもう十分です。

 

状況をひととおり整理したところで私も、昨日阿比留記者がエントリされてたのとかなり似たような心境で、割り切って政局を眺めることができるようになりました。

(その意味では勝谷さんの挑発的な小沢翼賛記事にも、ある意味感謝・・・かな?

 

え~、ひとつだけ言っておきますけど、菅総理。
亀井と確約したであろう「郵政再官営化法案」ね。これ、もし強行採決などしたら無党派層は全て民主支持から去りますからね

 

【郵政の非正規20万人を「正社員に」亀井担当相】
http://www.asahi.com/politics/update/0203/TKY201002030328.html

 

一方では(どうせできもしない)公務員削減案をブチ掲げ、一方ではさんざん「格差」だの何だのと叫びながら、日本郵政の臨時職員だけを無条件に正社員採用して、終身雇用で身分保証するようなデタラメ法案。こんなものを強行採決で通すような政権を国民がどういう目で見るか。普通に考えれば分かりますよね

カテゴリ: 政治も  > 政局    フォルダ: 指定なし

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コメント(2)

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2010/06/08 02:25

Commented by gatagata90120 さん

初めまして。ブログ拝見しました。

私は参院選で改選議席で第一党になれなければ、数で言えば45議席くらいしか得られなければ、小沢氏は9月に工作してくると思いますが、現在の支持率を見る限り、単独過半数も見えてきたと思います。

そうなると、いくらなんでも菅氏を引きずり降ろすことはできないし、いくら小沢グループが一定の勢力を持っていようと、こんな不人気政治家にごそっと付いていくなど考えられないと思います。

民主は与党だし、今の衆院選の制度は大政党に極めて有利であるため、生き延びたいなら民主の看板で戦うのが有利です。

自由党時代の得票数は500万程度。彼のコアな実力はこんなものです。彼はここ最近の選挙で候補者選定と資金配分という生殺与奪権を持っていたから恐れられていたのであって、それがない小沢氏など張り子のトラに過ぎないと思います。

出て行っても、彼の元秘書とか岩手県の議員くらいだと思いますよ。次の総選挙までに民主が麻生政権末期の自民並みに信頼を完全に失えばチャンスはあるでしょうが、有権者の小沢嫌いは半端じゃないので、菅氏が脱小沢路線を続ける限り、支持率の大幅な落ち込みはないと思いますね。

小沢氏からすれば、自分が幹事長の下で参院選に勝つのがベストだったのは間違いないと思います。しかし、その戦略は難しくなってきたので、自分の影響力が残る形であれば参院選に負けてもいいと考えてたんじゃないでしょうか。党が不安定な方が小沢氏はいくらでも手が打てるからです。

ただ枝野氏ら反小沢勢力結集によって、完全に流れが変わった。そして反小沢勢力が結集すれば、小沢氏の勢力おそるるに足らずということが分かってしまった。

もちろん政治の一寸先は闇ですが、小沢氏の力は終焉に向かっていると思います。

田中支配のときとは時代が違う。あの時代は自民自体が政権を奪われることは有り得ない時代だったから、田中氏は自身の派閥を膨らませ、総理になりたい候補につけ込めた。もはや小沢氏の影が見える政権など支持は得られない。そんな政権など野党に奪われるからです。

長くなりましたが、今回の政局は小沢氏の権勢の終わりの始まりだと思います。

 
 

2010/06/08 13:02

Commented by sutcliff さん

To gatagata90120さん

ようこそおいで下さいました。コメントありがとうございます。

私も、このまま参院選に突入するなら民主党優位は動かないだろうと見ています。当の民主党よりも、自民党の側にあまりにも工夫が無さすぎます。
この期に及んで党内に「乱」が起きるのを恐れ、自ら変わることを嫌忌し続ける限り、例え鳩山・小沢体制が続いたまま選挙を迎えたとしても票は「非・自民&民主」の第三極へと流れるだけで、自民党の得票は大して伸びずに終わっただろうと思います。

>民主は与党だし、今の衆院選の制度は大政党に極めて有利であるため、
>生き延びたいなら民主の看板で戦うのが有利です。
>
>自由党時代の得票数は500万程度。彼のコアな実力はこんなものです。
>彼はここ最近の選挙で候補者選定と資金配分という生殺与奪権を
>持っていたから恐れられていたのであって、それがない小沢氏など
>張り子のトラに過ぎないと思います。

そうですね。
小沢の「強み」というのは結局、小選挙区制という選挙制度そのものなんですよね。この選挙制度は、長期に渡って政権の座に座り続ける腐敗権力を引きずり下ろし、1回限りの政権交代を成し遂げるには確かに役に立ちましたが、「大政党による公認」が極めて大きな意味を持ち続けるので、二大勢力のいずれに与しない小政党の得票はことごとく死票となる。よって政権交代後の第二革命、すなわち政界再編を導くには逆に大きな障害となる制度なんですよね。

ですから「秋の陣」においては、菅を支える非・小沢系の諸氏が「党の分裂も辞さず」ぐらいの姿勢で戦えば、小沢にはもう打つ手は無くなるでしょう。八方塞りになったのはむしろ小沢のほうではないか・・との見方は、貴殿と一致しております。

今朝の屋山太郎さんの見解には、少しばかり勇気づけられました。(^_^)/~

【正論】政治評論家・屋山太郎 小沢氏に「再起」の機会はない
 http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100608/plc1006080316003-n1.htm

 
 
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